オルタナティブロック おすすめ レビュー

極めて私的ではございますが、
大好きな音楽アルバムをご紹介してみたいと思います。
USインディロックUKインディロッククラシックロック等が好きです。
ロック作品が中心ではありますが、お付き合いいただければ幸いです。
傑作アルバム、これぞ名盤と感じた素晴らしい作品をおすすめ!

カテゴリ: japanese

ファズギターが無くてもサイケデリック、摩訶不思議な日本語の歌世界

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ゆらゆら帝国の坂本慎太郎が自身のレーベル、zelone recordsにてソロ活動をスタート。これは面白い!ゆらゆら帝国でも、その独特なサイケデリック感が大好きだったのだが、やっぱりこの人の才能はすごいなぁ。。日本語を感覚的に表現するところといい、根本的にサイケな人なんだろうなと感じさせてくれる傑作◎ゆらゆら帝国のサウンドの核であったファズギターサウンドは、このアルバムでは聴く事ができない。。それでも十二分にサイケデリックで美しい。。まるで僕らを何処かへ連れ出してくれるような、戻って来れないような不思議な感覚にしてくれるアルバム。坂本慎太郎氏自身が制作しているらしいPVのアニメーションも素晴らしく、何度観ても引き込まれてしまう。サウンドはギロ、マラカス、コンガ、ヴィブラスラップ、ハモンドオルガン、フルート、サックスなどを効果的に使い、オーガニックで、どこかソウル・ミュージックを思い出させてくれる。様々な楽器を取り入れつつも、サウンドイメージはとてもシンプルだ。その分、摩訶不思議、唯一無二の「歌」が、身体に染み込んでくるようで気持ち良い。最終曲「小さいけど一人前」の後半、女性コーラスが入ってくるあたりなんか、美しくて、どこか懐かしいような、物悲しい雰囲気まで漂ってきて感動しちゃいます。。

とても面白いアルバム坂本慎太郎のソロワーク『幻とのつきあい方』 超おススメです◎


坂本慎太郎 / 幻とのつきあい方 (2011)>>

side A
幽霊の気分で (Album Version) /In A Phantom Mood
君はそう決めた / You Just Decided
思い出が消えてゆく / My Memories Fade
仮面をはずさないで / Mask On Mask
傷とともに踊る / Dancing With Pain

side B
ずぼんとぼう / A Stick And Slacks
かすかな希望 / A Gleam Of Hope
何かが違う (Album Version) / Something’s Different
幻とのつきあい方 / How To Live With A Phantom
小さいけど一人前 / Small But Enough




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ポジティブなのかネガティブなのか不思議な言葉がフワフワと舞う大好きなアルバム

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山本精一さんのソロアルバム。掴みどころの無い浮遊感を持ちながらも、どこか懐かしいような、新しいような日本の歌。。羅針盤やROVOの音楽も好きなのですが、このソロ作品もとても印象的で大好きです。ギターのストレートな音色が心地よく、そして同時にとても興味深いサウンドでもあります。是非、たくさんの日本人に聴いてほしい日本の音楽です。
サウンドも大好きなのですが、僕は精一さんの言葉の紡ぎ方にすごく魅力を感じています。おぼろげながらも芯のある言葉、とても音楽的な響きがします。具体的な内容の歌詞とは違いますが、メッセージは、しっかり伝わってくる感じがします。メッセージというよりも、もっと感覚的なモノでしょうか。。上手く表現できませんが、これが音楽の魅力だって感じます。

昔、羅針盤のライブに行った際、ステージ上で精一さんがされていた話が印象的で今でも覚えています。「僕の音楽を聴いて色んな事感じ取ってくれた人に、よく人生相談されるんやけど、そんなん困るから止めてね」といった趣旨の事を仰っていました(笑)
相談したくなる人の気持ちもわからなくも無いけれど、明確な言葉による答えを与える事と音楽は違っているような気がします。だから、その話を聞いた時は「本当に素直な人だなぁ」と思いました。 同時に大人気ない人だなぁとも思うのですが…スミマセン(笑)


ラプソディア / 山本精一(2011)

1. BE
2. ラプソディア
3. 眼がさめる前に
4. いつものうた
5. Mothlight
6. DISCORD
7. ハルモニア


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