オルタナティブロック おすすめ レビュー

極めて私的ではございますが、
大好きな音楽アルバムをご紹介してみたいと思います。
USインディロックUKインディロッククラシックロック等が好きです。
ロック作品が中心ではありますが、お付き合いいただければ幸いです。
傑作アルバム、これぞ名盤と感じた素晴らしい作品をおすすめ!

タグ:インディロック

誰が何と言おうとマイブラの新作「mbv」は僕にとっての名盤だ!

mbv

名作「Loveless」から、あっという間に20年、やっと待望のニューアルバムが聴ける幸せを今、味わっております。待ちくたびれちゃって発売日を忘れちゃっていたのはナイショです◎発売前よりネット上では、惜しげもなく全曲試聴が出来ていたようですが、実はサラッと試聴した感じ、余り興奮しませんでした。正直、一聴しただけでは地味な印象を受けました。随分インディで未完成な感じだなぁと感じました。これまでマイブラの音源はDemoであっても、曲の断片だけでも、ネット上に落ちている星屑を掻き集めるように聴いていましたし、興奮していたものですが、如何せん待ちくたびれちゃっていたのかもしれません。正直、マイブラチルドレン、ネオシューゲイザーと言われるバンドの音を聴きすぎていたせいもあって、シューゲイザーに少々飽きてきたタイミングだった。それでも新しいマイブラを聴かない訳にはいかず、思い出して購入。ここ半年ほど、アメリカのPavementの音に心酔しきっていたので、久しぶりにPavement以外の音楽を聴きました。
アルバム前半はいつものマイブラ節でゆっくりと始まります。4曲目にはいると、キーボード音を割りとシンプルに使った美しい曲で少し雰囲気が変わります。これもネットサーフィンDemo音源で聴いていた感じの曲です。不思議と聴いているうちに気持ちよくなってきます。続く5曲目は4曲目に続くようなサウンドにリズムが加わり、自然と高揚し始めている自分に気付きます。あれっ!段々マイブラワールドに引き込まれていく!そしてファーストインパクトはラスト3曲のテンション◎僕はまず、8曲目の「nothing is」に興奮しました。永遠に繰り返されるギターのループに「おお!きたー!」って思いました。このインストナンバーは完全に僕のツボでした。「うぉー、やっぱマイブラはカッコ良いなぁ!」続くラスト9曲目「wonder 2」で僕のテンションはMAXに(笑)
面白いのが、8曲目「nothing is」の途中から、あからさまにドラムの音量が上がります。今回はケビン・シールズのセルフプロデュースの部分で賛否両論あるみたいですが、僕は最高に格好良いと思います。録音機材が良くなって、全てのセールスCDが最高音圧に揃う事を求められる風潮にありますが、このアルバムは違う。。アルバムの最初と最後では音量が違っています。この音量を含めたアルバムプロデュースは素晴らしいと思いますし、ケビンはパンクだなぁと思います。音圧が揃っていないと、他アーティストCDとの音量差が生じてしまい、どうしたってショボく聞こえます。そんな事よりもアルバムトータルで人を高揚させる音楽を作り上げたケビン・シールズのオルタナティブ精神に感動しております。
何より嬉しかったのが、マイブラが元来持っている実験精神とパンクスピリット、インディスピリットが20年の間に死んでいなかった事です。これはとても素晴らしい事であり、なんだか勇気を貰った気持ちにさえなります。

真のオルタナティブ精神とケビン・シールズの自信が詰まったMy Bloody Valentine「mbv」おすすめです☆☆☆☆☆

以下↓ネット上で見つけたケヴィン・シールズの発言(Loveless発表後じゃないかな)
「通常、レコードを作るときは、中音域を抑え、高音域と低音域とを上げることで、よりスウィートな響きにしようとする。さらにステレオ・セパレーションやリヴァーブ、アンビエンスなどを駆使して、よりハイファイなサウンドに仕立て上げる。そうやって、ビッグな、空間的広がりのあるサウンドを求めることが多い。でも、ぼくが録音したものは、ほとんどモノラルだった。『スーン』はモノラルだし、『トゥ・ヒエ・ノウズ・ホエン』もモノラル。ステレオ・セパレーションのかけらもない。“ビッグ”という感覚は、深さという認識からも創出できる。例えば『ペット・サウンズ(Pet Sounds)』やフィル・スペクターのプロダクションは、もちろんモノラルだよね。つまり、ステレオ・セパレーションやアンビエンスといったものよりも、周波数のバランスのほうが深さを感じさせる。それが重要なんだ。いかにも効果的に聞こえるというものは、ぼくの心に響かない。ひとつのスピーカーから何かが聞こえてきて、もうひとつのスピーカーからまた別の何かが聞こえてくる、それがどうした、って感じ。80年代の典型的なステレオ・サウンドというのは、まずドラムに派手なステレオ・エフェクトやゲート・リヴァーブをかける。ギターは極端なまでに左右にふられたりしている。でもって、オーヴァーダブによって、ヴォーカルとドラムを中央に…。いかにも大企業的で脆弱なサウンドだね」


MBV/My bloody valentine(2013)>>

1. she found now
2. only tomorrow
3. who sees you
4. is this and yes
5. if i am
6. new you
7. in another way
8. nothing is
9. wonder 2

尚、現在youtube「TheOfficialMBV」にて全曲試聴が可能です。
是非、大音量ヘッドフォンで!




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サイケデリック・シューゲイザーバンド、ペイルセインツの名作

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ペイルセインツはベース/ボーカルのイアン・マスターズを中心に結成されたUKのロックバンド。この『狂気のやすらぎ』(1990)と2ndアルバム『イン・リボン』(1992)という素晴らしいアルバムを残し、イアンはバンドを脱退してしまう。シューゲイザー、ギターポップ、サイケデリックな要素も含む大好きなバンド。イアン・マスターズの声が透き通っていて美しいんです。一時期はマイブラよりも、ペイル・セインツだ!って言っていたくらいです(笑)ただ、素晴らしすぎるアルバムなのに、現在は廃盤になっちゃっているようですね。アマゾンで中古を購入可能ですので、値段が高騰しないうちに是非手に入れちゃってください(笑)
イアン・マスターズはPale Saints脱退後、Spoonfed Hybrid として、これまた美しいアルバムを発表するのですが、これも廃盤になっちゃっているようです。かなり過小評価されているアーティストではないでしょうか。
これはイアン・マスターズ自身が、メジャーに興味を感じていない事も大きいかもしれません。ESPsummer等、様々な名義で作品を発表されているようなのですが、見つけるのに一苦労しちゃいます(笑)

イアン・マスターズはPale Saints結成当時、New Orderの再来と評される事に対して「僕達の音楽はニュー・オーダーのように甘ったるくは無い」と言っていたそうです。そういうパンクスピリットを感じるところも、たまらなく好きなんです。


The Comfort of Madness (狂気のやすらぎ) / Pale Saints(1990)>>

1. 世界のはじまるとき
2. ユー・ティア・ザ・ワールド・イン・トゥー
3. シー・オブ・サウンド
4. 夢分析
5. 小さな金槌
6. 超現実
7. スティーヴンの深い眠り
8. 花言葉
9. イカロスのなげき
10. サイト・オブ・ユー
11. 時間泥棒




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